【SYLPHID】2016プレナスチャレンジリーグプレーオフ順位決定戦 -第三節 VS バニーズ京都SC

「今こそやるしかない。行くぜ! NEXT STAGEへ!!」
入れ替え戦の切符を手に入れるには、大和シルフィードの勝利と静岡産業大学磐田ボニータの敗戦。そして2点の得失点差が必要だった。
チャレンジリーグEASTで戦ったチームのサポーターからの激励、そして激戦を繰り返したオルカ鴨川FCとの友情。さあ、行こう。
2016プレナスチャレンジリーグ プレーオフ順位決定戦 – 第三節
2016年9月11日
VS 京都バニーズSC@京都府立山城総合運動公園陸上競技場
1 ー 0
得点者:大和シルフィード:山本(80分)
GK:
21 小林 詩織(cap.)
DF:
5 千田 満里奈 → 9 内藤 友花(65分)
7 西山 春香
4 四方 菜穂
29 内海 結依
MF:
6 松山 智
24 山崎 友希
28 岡森 香沙音
19 堀 良江
FW:
10 石渕 優紀 → 13 山本 梨奈(56分)
20 三堀 静佳
(リザーブ:1 小野寺 志保・4 西野 菜々華・9 内藤 友花・13 山本 梨奈・14 米田 早希)
試合開始
大和シルフィード vs バニーズ京都SC pic.twitter.com/Dezyz3t0VJ
— 大和シルフィード (@sylphid1998) 2016年9月11日
大和シルフィードのフォーメーションは4-4-2。代わってバニーズ京都SCは4-3-3の攻撃的なスタイル。
ゲーム開始から積極的なプレスで相手陣内に攻め入る大和シルフィード。石渕選手のシュートは惜しくもゴールの枠を外れ、得点ならず。お互い攻めあうもディフェンス陣の奮闘で決定機を掴むことができず、そのまま膠着状態となり0-0で前半を終える。
両チーム、ハーフタイムでの交代は無し。
最初に交代のカードを切ったのは大和シルフィード。後半56分、千田選手に代えて内藤選手。右SHの松山選手が千田選手の右SBへ移り、左SHの堀選手が右SHへ。内藤選手は左SHへ入る。
後半65分、バニーズ京都SC選手交代。FW吉越選手に代わりFW吉澤選手。同じく後半65分大和シルフィード、石渕選手に代えて山本選手。決めきれぬ状態に疲労の色を隠せないピッチ上の選手達。奮い立たせるように、がむしゃらにボールを追いかける山本選手。それにひっぱられるように、少しづつ選手たちも息を吹き返していく。
後半73分、大和シルフィード内藤選手、スライディングをラフプレーとみなされイエローカード。しかし、“どうしても勝ちたい“という気持ちの表れに、スタンドからは「落ち着け〜」との暖かい声援と、内藤選手を奮い立たせるコールで応える。
試合が動いたのは後半80分。攻撃を弾き返した大和シルフィードのカウンター。三堀選手のパスにディフェンスラインの裏を抜けた山本選手が、GKの位置を読んでループシュート。ついに大和シルフィード先制点。
一気にテンションがあがる大和シルフィードサポーター。ゴールセレブレーションと山本選手のチャントに大騒ぎしている裏では、オルカ鴨川FCが1-0で試合を進めているとの報せが。
どうしても、“あと1点“が欲しい大和シルフィード。前掛かりに攻めようとするが、逆にバニーズ京都SCのカウンターに苦しむ。
後半80分、バニーズ京都SC選手交代。FW渋谷選手に代わってFW林選手を投入。続けて後半87分、バニーズ京都SC、FW佐藤選手に代えてFW西川選手イン。
左サイドからうまく抜け出した三堀選手が相手GKと一対一、惜しくもゴールの枠をそれる。
アディショナルタイムは3分。「あと1点」の声が響く中、集中力を切らさず、果敢に攻める大和シルフィードだったが、ここでゲームセット。1-0の勝利にも、静まり返るピッチ上の選手たち。その、“あと1点“が取れていないのだから、、、
スタンドから、「やったぞ!入れ替え戦いけるぞ!」の声があがり、徐々にスタンドがざわつき始め「オルカがアディショナルタイムでもう1点入れたから、入替戦だ!!」そして、、、「やったぞ、行けるぞー!」と、ピッチの選手にも聞こえるような大声で。
状況に気付いた選手たちが少しづつ表情を崩し、、、
さあ、ここでサイコーにハッピーなラインダンスをどうぞ!!!やったぞ、次は入替戦だ!
試合終了
大和シルフィード 1vs0 バニーズ京都SC
(得点者:山本)得失点差で2部リーグへの昇格入れ替え戦進出が決定しました。
これからもご声援よろしくお願いします! pic.twitter.com/UA0Nn5KQcz— 大和シルフィード (@sylphid1998) 2016年9月11日
Sylphid Supporters メモ
・本日リリースの横断幕!!雰囲気あっていいすよね。
・大事な試合だけど、、、なかなかアウェイって来れるもんじゃない。京都にこれなかった大和シルフィードサポーターの想いをこの横断幕に込めて応援してきたんですよ!いつも一緒に戦っている。
・試合中も鴨川の状況をtwitterで確認していた。大和シルフィードは勝利を前提に得失点差を上回るつもりではいるが、オルカ鴨川FCの勝利も絶対条件であるからだ。
オルカ鴨川FCは前半6分に得点してから優勢に試合を進めている。あとは大和シルフィードが2点取れば良い。しかし、80分のゴールから、“あと1点“が取れない大和シルフィード。残り時間はあとわずか。
「鴨川、、、アディショナルタイム、コーナーキックから得点を決めて2-0!」の報せにサポは沸くが、「落ち着け、まだわからないから試合に集中。あと1点取るぞ!」と、ピッチ上の選手達を煽り怒涛の締めチャント“2人だけのデート“へ。
1-0で試合を終えるも、いつもの明るい雰囲気はなく静まり返る選手達。「結局、、、どうなった?」と口々に確認し合うなか「オルカが2-0!」の声に沸くスタンド。その瞬間だけは、選手達とサポの雰囲気が対照的で(笑
オルカ鴨川FCのサポと約束した、一緒に2部へ行こうとの熱い想い。勝つことを約束し、お互いに約束を果たした。大和シルフィードのサポーターは、「あの豪雨の中、あの苦しい時間帯にもう1点狙いに行くか、、、」と、号泣し「いや、チャレンジリーグEAST1位の誇りをかけてもう1点取りに行ったんだから当然だ、だからオルカは強いよ」と、口々にオルカ鴨川FCとの絆を感じていた。
大和シルフィードにエールを送ってくれたみんなに感謝です。ほんっと心強かった。こうした、サポーター同士の繋がりって素晴らしいですね。女子サッカー、サイコーじゃないか、、、
・バニーズ京都SCサポーターの皆様、素晴らしい応援に圧倒されっぱなしでした。勝負は時の運、まさに紙一重の得点シーンを振り返り、、、また、熱い試合をやろうって固く握手したこと、バニーズに勝ったんだから2部に行って来いって言ってくれた事忘れません。約束は果たします、ほんっとありがとうございました!